InstagramやTwitterなどのSNSアカウントの成長には分析ツールの活用が欠かせません。
海外製の分析ツール「Iconosquare(イコノスクエア)」では、InstagramだけでなくTwitterやFacebook、TikTokといったSNSの高度な分析ができます。
公式分析ツールのインサイトやアナリティクスでは分かりにくい改善点も、Iconosquareのような分析ツールを使うことで把握しやすくなると思いますので、ぜひ活用していきましょう。
今回はIconosquareの機能や使い方、料金などについて詳しくご紹介します!
Iconosquareの機能と料金
Iconosquareに備わる主な機能
- アナリティクス
- フォロワーの状況
- 投稿、タグ分析
- エンゲージメント
- 競合アカウントの調査
- ハッシュタグの追跡
- スケジュールの確認
Iconosquareは日本語には対応しておらず、英語でのみ利用ができます。
分析できる項目や使える主な機能は上記の通りです。
分析に必要な数値は一通り集計でき、競合アカウントの調査もしっかりカバーしていますね。
使い方については後ほど詳しくご紹介します。
海外製故かもしれませんが、IKEAやLOREALなど外資系の企業による導入実績が目を引きますね。
使える機能や連携できるSNSが多彩なので、大規模なSNSアカウントでも十分に活用できそうです。
Iconosquareの料金プランと内容の違い
Pro | Advanced | Enterprise | |
---|---|---|---|
月額料金(年払いの場合) | $49 | $79 | 要相談 |
連携可能なアカウント数 | 3 (追加:$15/月) | 5 (追加:$12/月) | 10以上 |
管理可能なチーム人数 | 2 (追加:$15/月) | 無制限 | 無制限 |
アカウントごとに設定可能な 競合アカウント数 | 1 | 5 | 10以上 |
アカウントごとに設定可能な 追跡ハッシュタグ数 | 1 | 5 | 10以上 |
Instagram/Twitter Facebook/LinkdIn/TikTokの分析 | |||
業界ベンチマークの設定 | |||
コメント管理 | |||
スケジュールの確認 | |||
投稿の承認 | |||
ダッシュボードのカスタマイズ | |||
XLS/PDFレポート出力 | XLSレポートのみ可 | ||
カスタマーサービス (ビデオ通話/オンラインチャット/メール) |
Iconosquareでは3種類の料金プランをしており、ハイグレードのプラン(Enterprise)ではアカウント数や競合アカウントの設定数などを予算に合わせて自由にカスタマイズできます。
また、上記は年払いプランでの料金表示としていますが、月払いでの登録も可能です。
月払いの場合Proは$10、Advansedは$20料金が高くなります。
Adovancedプランであっても日本円に換算すると1万円強で利用できるので、料金面だけで言えば比較的導入しやすい価格帯なのではないでしょうか。
画像で分かる!Iconosquareの使い方
この項目ではIconosquareの登録方法から使い方まで詳しくご紹介します。
各プランで14日間の無料トライアル期間があり、トライアル期間の利用ではクレジットカードの登録が不要なのも良心的ですね。
トップページにアクセスをして「Start 14-day Free Trial」をクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力しましょう。
入力欄の下にある1つめのチェックボックスにチェックを入れるとお知らせメールなどのメールマガジンが届くようになるので、不要な場合はチェックを外して問題ありません。
2つめのチェックボックスは利用規約に同意するものなので、こちらはチェックを入れて青いボタン(「Create Your account」)をクリックします。
アカウント作成のボタンをクリックすると、リンク付きの確認メールが送信されたことが表示されます。
青いボタンは確認メールの再送信に使うものなので、メールボックスを確認して確認メールが届いていればクリックする必要はありません。
届いたメールに記載のあるリンクをクリックして上記画像のページに移動すると、ひとまずアカウント登録は完了です。
アカウント登録完了画面の「close」ボタンをクリックすると、初期設定の画面へ移動します。
氏名と会社名、規模などを簡単に入力し次の画面に進みましょう。
次にSNSアカウントを連携させましょう。
Instagramで利用したい場合は、先にInstagramアカウントをビジネスアカウントに切り替え、InstagramアカウントとFacebookアカウントを紐づけておく必要があります。
筆者はFacebookアカウントを持っていないため今回はTwitterを例に連携させますが、Instagramアカウントであれば競合調査やベンチマーク分析もできますよ。
Twitterアカウントの場合はTwitterにログインさえしていれば「認証する」のボタンひとつで連携することが可能です。
これでIconosquareを利用する準備が完了しました!
以下より各機能の使い方について簡単にご紹介していきます。
アナリティクス
アカウントの設定が完了し管理画面へ移動すると海外製品らしいシンプルなUIで、画面左にメニューアイコンが表示されています。
上から2番目の「Analytics」のアイコンをクリックすると、アカウントの概要やエンゲージメントの確認などアナリティクスに分類されるカテゴリメニューが選択可能です。
アナリティクスの各メニューで表示できる項目は以下の通りとなっています。
- Overview(概要)
-
フォロワー数やいいね数の推移や投稿数など、アカウントの総合的な状況が確認できます。
- Engagement(エンゲージメント)
-
コメントといいね数を投稿時のフォロワー数で割った「エンゲージメント率」が確認できます。
過去のデータから最適な投稿時間やエンゲージメント率の高いハッシュタグなども確認することが可能です。 - Community(フォロワーの状況)
-
フォロワーの獲得状況や、アクティブアカウントの数が確認できる画面です。
- Contents(投稿、タグ分析)
-
投稿の中でよく利用しているタグや位置情報の活用率、タグ活用率などが確認できる画面です。
タグはクラウド形式で表示されます。 - Impression(インプレッション)
-
投稿がどのくらい見られているのかが確認できる画面です。
スケジュールの確認(publishing)
メニューアイコンの一番下にある「Publishing」では、投稿予定の確認をはじめとして、承認機能の利用や投稿に使用する画像の管理、ハッシュタグの追跡機能などが利用可能です。
- Scheduler
-
別途iconosquareのアプリと連携することで投稿予定が確認できます。
予約投稿ができるわけではないですが、投稿予定がある場合は通知を設定することも可能です。 - Collaboration
-
予定している投稿の承認フローを設定できる機能です。
共有された投稿はチームメンバーよりフィードバックを送信することもできます。 - Medialibrary
-
画像をアップロードしiconosquareから画像付きの投稿ができます。
- Saved Caption and hashtags
-
ハッシュタグやキャプションを自由に設定してリスト化し管理できる機能です。
レポートの作成、出力
iconosquareでは料金プランに限らず、レポートの作成と出力ができます。
最安値であるProプランの場合はXLSファイルのみとなりますが、グレードアップをすることでPDF出力も可能です。
画面右上の「+New report」をクリックすることで、レポートを作成する画面に移動します。
総合的なデータ、ダッシュボード、ハッシュタグ、競合アカウントの4項目からそれぞれレポートが作成できます。
作成したレポートはメールアドレスに送信することもできるため、ミーティング前に事前に共有しておくのも良いですし、簡易的な共有手段としても利用できそうです。
Iconosquareの評判や口コミ
海外製の分析ツールでは日本語での評判や口コミを見つけられないことも多いですが、Iconosquareの場合は日本でも話題になっている場面を見つけることができました。
英語表記のみではあるものの、分析ツールとしては高機能な点が評価されているのではないでしょうか。
この項目ではSNSで見つけたIconosquareの評判や口コミをピックアップしてご紹介します。
Iconosquareはインスタ分析ツールの定番
今回はInstagramやTwitterなどの分析に活用できるツール「Iconosquare」について詳しく掘り下げ解説しました。
初心者である筆者が実際に使ってみた感想としては、英語表記が少しネックに感じましたが、機能と価格帯においては非常に優秀なのかなと感じます。
とくに評判や口コミを見ると分かるように、IconosquareはInstagramの分析においては定番とも言えるツールのようです。
UI自体はシンプルなので、英語表記に抵抗の無い方や低コストで導入できるツールをお探しの方は無料トライアルで使ってみてもよいでしょう。