metro第12回公演 『少女仮面』のプロモーション動画の制作

制作

元宝塚歌劇団月組の男役だった月船さららが2008年に出口結美子(引退)と旗揚げした演劇ユニット「métro」。
第12回公演 『少女仮面』のプロモーション動画を制作しました。

制作期間:2週間〜1ヶ月
制作費用:〜10万円

 

metro第12回公演『少女仮面』の概要

●出演者
久保井研・若松力・ 熊坂理恵子・井村昂 ・村中玲子・片岡哲也・ 影山翔一 ・加藤野奈 ・山下知子 ・赤坂志保
月船さらら(metro)

●演出
天願大介
●台本
唐十郎

●公演日程
2020/2/19(水)〜24(月)
2月19日(水)19:30 (完売)
2月20日(木)14:00★(完売)/19:30 (完売)
2月21日(金)14:00【追加公演】(電子チケットのみ販売中)/19:30 (完売)
2月22日(土)13:00★(完売)/18:00 (完売)
2月23日(日)13:00(完売)/18:00★ (完売)
2月24日(月) 12:00★(完売)/16:00 (完売)

★アフタートークイベント付きの公演があります。
20日:荻田浩一/演出家(元宝塚歌劇団所属)
22日:久保井研/役者 劇団唐組座長代行
23日:桑原茂夫/metro magazine KASUTORI編集長
24日:久保井研/役者 劇団唐組座長代行
各回のトークには天願大介と月船さららも参加致します。

●受付開始
開演の1時間前

●開場
開演の30分前

● 会場
テアトル BONBON

●座席
全席指定席 4,800円(税込)

●STORY
宝塚の大スター「春日野八千代」が潜む地下の喫茶店。ヅカ・ガールを目指す一人の少女によって虚飾の世界は揺らぎはじめ、嵐が丘と満州の曠野が重なるとき、「春日野」の仮面が崩れ落ちる!

●「少女仮面」とは
一九六九年、唐十郎は早稲田小劇場から戯曲を依頼された。初めて外の劇団のために書いた「少女仮面」は大評判となり、唐は岸田戯曲賞を受賞。アングラのカリスマとしては知られていたが、劇作家としての恐るべき才能を世に知らしめた記念碑的作品となった。
以来、様々な女優がこの戯曲に惚れ込み、状況劇場版を含め、繰り返し上演されてきた。しかし、実際に春日野八千代と共演したことのある女優が「春日野八千代」を演じるのは、今回が初めてのことになる。

●天願大介コメント
唐十郎とはいろいろな縁がある。もちろん作品は見てきたし、直接だと私の商業映画デビュー作に出演してもらい、今村組「カンゾー先生」では一夏、共に過ごした。周辺の人たちとの交流も続き、紅テント出身の俳優さんたちとは数多くの仕事をしてきた。
――私の考えでは、アングラとは唐十郎のことだ。アングラを発明したのは唐十郎で、兄貴分に寺山修司がいて(寺山さんはアングラではない)、この二人がアングラ重力の真ん中に立ち、後に続くすべてに強い影響を与えた。
では、そのアングラの中心は何かというと、それは言葉だ。鶏か卵かという問題はあるものの、特権的肉体を持つ俳優たちを継続してあのように動かすことができたのは、唐さんの言葉に強大な魔力があったからだと思う。 その唐十郎の戯曲を、metro で演出できることは、大変嬉しい。私も月船も、 辿り着くべくして辿り着いた、とでも言うべきか。
外部に向けて書かれたこともあって、「少女仮面」はコンパクトで枝葉が少なく、構造がくっきりして見える。しかし、そう簡単に分解できるものではない。唐の言葉は蒸溜水ではなく、ミネラル豊富な天然水だ。正体のわからぬものも溶け込んでいる。ある者には仙界の滋味になり、ある者には魔界の毒となる。書かれていることをそのまま信じてはいけないし、背後に隠された何かを
意識し過ぎても駄目なのだ。
唐十郎が掘った通路に水が注がれ、水路となる。幾筋もの水路は複雑に繋がって運河となり、やがて大海に至る。今回はその運河を遡っていく冒険の旅になるだろう。「闇の奥」のように。
元宝塚男役の月船は、肩にオウムを乗せて舳先に立っている。魔王若松武史画伯の火山の旗が風になびく。私はいつものように、ただ心を研ぎ澄ませ、見えないものを見つめ、舵を取るだけだ。悪くない。
天願大介

※その他、公演についての詳細はこちらをご覧ください。
 metro第12回公演「少女仮面」公式サイト

 

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