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表示速度を改善する、3つの指標と直す順番

この記事の結論

表示速度は、LCP(一番大きな部分が表示されるまで)、INP(操作への反応の速さ)、CLS(表示中のずれ)の3つで確かめます。多くのサイトでは、ページの重さの大半を画像が占めているため、画像の軽量化から始め、次に不要なプログラムの整理、表示のずれの対策の順に直すと効果が出やすくなります。

ページを開いたのに、なかなか表示されない。ボタンを押しても反応が遅い。読もうとしたら、広告が出てきて文章がずれた。こうした経験は、誰にでもあるはずです。

表示の遅さは、お客様にとって読む前に離れる理由になります。どんなに良い内容や商品でも、表示される前に離れられては伝わりません。この記事では、表示速度を測る3つの指標と、多くのサイトで効きやすい直す順番を解説します。

この記事で分かること
  • 表示速度を測る3つの指標と、それぞれの目安
  • 表示速度の測り方
  • ページを重くしている主な原因
  • 効果が出やすい、直す順番

表示速度を測る3つの指標

Googleは、ページの使いやすさを測る指標として、次の3つを示しています。まとめて「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」と呼ばれます。

良好改善が必要不良LCP一番大きな部分の表示2.5秒以下4秒以下4秒超INP操作への反応の速さ0.2秒以下0.5秒以下0.5秒超CLS表示中のずれ0.1以下0.25以下0.25超Googleが示している目安(訪問者の75%がこの範囲に入るかで判断)
図1 表示速度の3つの指標と、Googleが示している目安

表示速度の測り方

道具分かること使い方
PageSpeed Insights1つのページの3つの指標と、直すべき点調べたいページのURLを入れる
サーチコンソールサイト全体で「不良」「改善が必要」なページ「ウェブに関する主な指標」を開く

PageSpeed Insightsでは、実際の訪問者のデータ(訪問者が十分にいる場合)と、その場で測ったテストの結果の両方が表示されます。判断には、実際の訪問者のデータを優先します。

ページを重くしている主な原因

ページの表示を遅くしている原因はさまざまですが、多くのサイトで、ページの重さの大半を占めているのが画像です。

ページの重さの内訳(イメージ)画像 62%プログラム 22%フォント 8%その他 8%多くのサイトで、まず効くのは画像の軽量化
図2 ページの重さの内訳のイメージ。多くのサイトでは画像が大半を占める
  • 大きすぎる画像表示される大きさよりはるかに大きい画像や、圧縮されていない画像が、そのまま使われています。
  • 使っていないプログラム以前に入れたまま使っていないプラグインやアプリ、計測のタグが、読み込みを遅くしています。
  • 大きさの決まっていない画像や広告後から読み込まれる画像や広告の場所が確保されていないと、表示中のずれ(CLS)が起こります。

効果が出やすい、直す順番

  1. 画像を軽くする

    表示される大きさに合わせて画像を縮小し、WebPなどの軽い形式に変えます。最初の画面に入らない画像は、見える位置に来てから読み込む設定にします。多くのサイトで、もっとも効果が大きい対策です。

  2. 使っていないプログラムを整理する

    使っていないプラグイン・アプリ・計測のタグを外します。残すものも、読み込みのタイミングを後ろにずらせないかを確かめます。

  3. 表示のずれを防ぐ

    画像や広告、埋め込みの部分に、あらかじめ大きさを指定して場所を確保します。

  4. 最初の画面を優先して表示する

    最初の画面に表示する画像や文字を先に読み込み、それ以外は後から読み込むようにします。

  5. サーバーを見直す

    上の対策をしても遅い場合は、サーバーの性能や、配信の仕組み(CDN)を見直します。

直すたびにPageSpeed Insightsで測り、効果を確かめながら進めます。

ケースで見る:スマホの表示を、5.8秒から2.3秒に

CASE工務店の会社サイト
状況
トップページは施工写真が多く、スマホで一番大きな部分が表示されるまで(LCP)5.8秒ほどかかっていた。トップページからすぐに離れる人も多かった。
やったこと
まず写真を表示される大きさに合わせて縮小し、軽い形式に変えた。次に、使っていなかった計測のタグとプラグインを外し、最後に最初の画面の写真を優先して読み込むようにした。1つ直すたびに測り直した。
結果
LCPは2.3秒になり、目安の2.5秒以下に。トップページからすぐに離れる人の割合も下がった。

※ よくある状況をもとにした、説明のためのモデルケースです。実在の企業の事例ではありません。

5.8秒見直し前3.6秒画像を軽く3.1秒不要なタグを外す2.3秒最初の画面を優先スマホでのLCP(一番大きな部分の表示までの時間)の変化(モデルケース。2.5秒以下が良好)
図3 直すたびに測った、スマホのLCP

まとめ

表示速度は、お客様の目に見えない接客です。LCP・INP・CLSの3つで今の状態を確かめ、画像の軽量化、使っていないプログラムの整理、表示のずれの対策の順に直していけば、多くのサイトで効果が出ます。リニューアルの機会に見直す場合は、リニューアルで検索順位を落とさない手順もあわせてご覧ください。

表示速度のチェックリスト
  • PageSpeed Insightsで、主なページを測った
  • サーチコンソールで「不良」のページを確かめた
  • 画像を、表示される大きさに合わせて軽くした
  • 使っていないプラグイン・アプリ・タグを外した
  • 画像や広告の場所を、あらかじめ確保している

表示速度の改善や、速く軽いサイトづくりは、サイト・ツール制作で、診断から改善の実行までをご一緒します。

よくある質問

Q表示速度は、検索順位に影響しますか?
影響する要素の1つです。ただし、内容が検索した人の目的に合っているかのほうが大きく影響します。速度は、内容が同じくらいのページの間で差がつく要素と考えるとよいでしょう。何より、遅いページは読まれる前に離れられてしまうため、売上に直接影響します。
Q表示速度は、どうやって測ればいいですか?
Googleの「PageSpeed Insights」にURLを入れると、3つの指標と、直すべき点が表示されます。サイト全体の状況は、サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」で確認できます。
Qスマホとパソコンで、結果が違うのはなぜですか?
スマホは通信や端末の処理が遅いことが多いため、同じページでも遅くなりがちです。スマホから見る人が多いサイトでは、スマホの結果を優先して直します。
QWordPressやShopifyでも改善できますか?
できます。画像の軽量化や、使っていないプラグイン・アプリの整理は、多くのサイトで効果があります。テーマやアプリによって直せる範囲が違うため、まず何が遅くしているかを確かめます。
この記事のテーマのサービスサイト・ツール制作 →サイト、LP、業務ツール、Shopifyアプリまで。
この記事を書いた人
佐保 祐大ガレージファクトリー合同会社 代表社員

上場企業で15年以上、SEO・EC・マーケティングの現場を担当。プロフィール →

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