SEO・マーケティング支援の料金は何に払うのか|初期費用・月額・スポット診断の中身

支援の料金で払っているのは、「調べる・決める・手を動かす・見直す」の4つの仕事です。まず現状を知りたいならスポット診断、判断の相談相手がほしいなら月次コンサル、作業まで任せたいなら実行まで。月額プランの初期費用は、最初の1か月で計測の土台と計画をつくるための費用です。
「SEOのコンサルに月◯万円」「LP制作に◯十万円」。見積もりを受け取って、この金額が高いのか安いのか、判断に困ったことはないでしょうか。
SEOやマーケティングの支援は、形のない仕事です。商品のように手に取って比べられないため、料金で何に払っているのかが見えにくくなります。この記事では、私たちガレージファクトリーの料金を例に、支援の料金の中身、プランの選び方、初期費用がかかる理由、6か月でかかる総額の目安までを、図で解説します。
- 支援の料金で払っている、4つの仕事
- スポット診断・月額プラン・単発の制作の違いと選び方
- 月額プランに初期費用がかかる理由と、最初の1か月でやること
- 6か月でかかる総額の目安と、見積もりで確かめたいこと
料金で払っているのは、4つの仕事
支援の料金は、作業の「量」だけで決まるわけではありません。払っているのは、大きく分けて次の4つの仕事です。
このうち、外から見えにくいのが「調べる」と「決める」です。記事を書く、ページを作るといった作業は目に見えますが、どの作業を、どの順番でやるかを決める仕事は形に残りにくいものです。ところが、成果を大きく左右するのはこの部分です。順番を間違えると、同じ作業量でも成果が出るまでの時間が大きく変わります(詳しくはSEOは「何をやるか」より「どの順番でやるか」で解説しています)。
料金の形は3つ
支援の料金には、大きく分けて3つの形があります。どれが合うかは、「社内に実行できる人がいるか」と「続けて判断が必要か」で決まります。
| 形 | 料金の目安(税別) | 期間 | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| スポット診断 | 10万〜20万円 | 2〜4週間 | まず現状と課題を知りたい。実行は社内でできる |
| 月次コンサル | 初期費用15万円〜+月5万円〜 | 6か月〜 | 担当者はいるが、判断の相談相手がほしい |
| 実行まで | 初期費用20万円〜+月20万円〜 | 6か月〜 | 社内に担当者がいない。作業まで任せたい |
| 単発の制作 | LP 20万〜40万円、サイト 50万〜100万円 | 3週間〜3か月 | LPやサイトを作りたい。作ったあとは社内で運用する |
迷ったら、まずスポット診断から始めるのがおすすめです。現状が分かれば、続けて支援が必要かどうか、どのプランが合うかを、数字をもとに判断できます。
月額プランに初期費用がかかる理由
月額プランでは、月額とは別に初期費用をいただいています。これは、最初の約1か月で、計測の土台と計画をつくるための費用です。
初期設計をせずに月次の支援を始めると、最初の数か月が調査と準備に消えてしまいます。「3か月払ったのに、まだ何も変わっていない」という状態は、多くの場合ここで起きます。最初にまとめて土台をつくることで、2か月目からは効く施策に絞って動けます。
最初の1か月で行うのは、次の8つの作業です。
- キックオフ・ヒアリング事業の目標、売りたい商品やサービス、社内の体制と進め方を確認します。
- 計測環境の確認・整備GA4やSearch Consoleの権限をいただき、問い合わせや購入が正しく計測できているかを確認・設定します。ここがずれていると、その後の判断がすべてずれます。
- サイトの現状診断順位・流入の推移、ページ構成、表示速度やインデックスなど、技術面の問題を洗い出します。
- 競合と市場の調査上位の競合サイトや市場の動きを調べ、勝てる領域と足りないものを整理します。
- キーワード・お客様の整理狙うキーワードとページの対応表(キーワードマップ)や、お客様像を整理します。
- 目標と指標の設計売上から逆算して、追う数字(KPI)と目標値、レポートの形を決めます。
- 施策の優先順位とロードマップ費用・期間・難易度で施策を比べ、3〜6か月の実行計画にまとめます。
- 報告会と運用ルールの決定結果をご説明し、定例の日程、連絡方法、役割分担を決めて月次の運用に入ります。
初期設計で作った診断レポート、キーワードマップ、KPIの一覧、ロードマップはお渡しします。支援が終わったあとも、社内の資料として使い続けられます。
スポット診断から切り替えるときは、差し引きます
スポット診断と、月額プランの初期設計は、調べる内容の多くが重なります。そのため、先にスポット診断を受けたあとに月額プランへ切り替える場合は、スポット診断の料金を初期費用から差し引きます。
「まず診断を受けて、結果を見てから続けるか決める」という進め方をしても、同じ調査に二重で費用がかかることはありません。
6か月でいくらかかるか
月額プランは、月額だけを見ると比べにくいため、6か月の総額で比べるのがおすすめです。各プランの下限で計算すると、次のようになります。
| プラン | 計算 | 6か月の総額(税別) |
|---|---|---|
| スポット診断のみ | 10万円 | 10万円 |
| 月次コンサル | 初期費用15万円+月5万円×6か月 | 45万円 |
| スポット診断→月次コンサル | 10万円+(15万円−10万円)+月5万円×6か月 | 45万円 |
| 実行まで | 初期費用20万円+月20万円×6か月 | 140万円 |
SEOは、効き始めるまでに数か月かかることが多い施策です。そのため、月額プランは6か月を目安にしています。6か月目に、続ける施策と止める施策を数字で判断します。
相場と比べると
SEOやLP制作の料金は、依頼先の規模によって大きく変わります。公開されている相場の情報をまとめると、おおよそ次のとおりです。
| 内容 | フリーランス | 中小の制作会社・コンサル | 大手・広告代理店 |
|---|---|---|---|
| SEOコンサル(月額) | 月5万〜10万円 | 月30万円前後 | 月50万円以上 |
| LP制作(1本) | 10万〜30万円 | 30万〜60万円 | 60万〜100万円超 |
出典:アイミツ「SEO対策の費用相場」、atsoho「LP制作を外注する費用相場」をもとに作成。SEOコンサルの区分は価格帯からの目安です。
私たちの料金は、フリーランスと中小の会社の間に置いています。少人数のチームで、ご紹介を中心にお仕事をいただいているため、その分を料金に反映しています。一方で、調査と判断は、大手と同じ考え方で丁寧に行います。
見積もりで確かめたいこと
料金の安さだけで依頼先を選ぶと、あとから「思っていたのと違った」となりやすくなります。金額と一緒に、次の点を確かめるのがおすすめです。
- 最初に何を調べるか
調査なしで作業が始まる場合、施策の順番が決まらないまま進んでしまいます。
- 毎月お渡しするものは何か
レポートや計画など、手元に残るものが決まっていると、支援の中身を確かめられます。
- 料金に含まれない費用は何か
広告費、ツールの利用料、記事の執筆費など、別にかかる費用を先に確認します。
- 何で成果を判断するか
順位なのか、問い合わせ数なのか、売上なのか。判断する数字を、最初に決めておきます。
予算から相談する
「予算はこれくらいしかないが、何ができるか」というご相談も歓迎しています。ご希望のご予算をお伝えいただければ、その金額に合わせて範囲を絞ったプランをご提案します。
- 〜20万円現状の診断と改善案
社内で実行できる体制がある場合に。
- 20万〜60万円診断+実作業
診断に加えて、LP制作や改善の実作業まで。
- 60万円〜制作・伴走
サイト制作や、数か月かけた戦略と実行の伴走。
ケースで見る:診断から始めて、月額に切り替える
- 状況
- ホームページからの問い合わせが月に数件しかなく、SEOの会社に月額で頼むべきか迷っていた。ただ、何が原因か分からないまま毎月費用を払うことに不安があった。
- やったこと
- まずスポット診断(10万円)を受け、問い合わせが少ない原因が「施工事例のページが検索に出ていないこと」と「問い合わせフォームが計測されていないこと」だと分かった。社内に更新担当がいたため、月次コンサルに切り替え(初期費用は差し引きで5万円)、施工事例ページの作り直しから着手した。
- 結果
- 診断の段階で原因が分かったため、月額の支援は最初から効く施策に絞って始められた。6か月の総額は45万円で、最初から月額で頼んだ場合と変わらなかった。
※ よくある状況をもとにした、説明のためのモデルケースです。実在の企業の事例ではありません。
まとめ
支援の料金で払っているのは、「調べる・決める・手を動かす・見直す」の4つの仕事です。社内の体制と、続けて判断が必要かどうかでプランを選び、月額プランは6か月の総額で比べると、判断しやすくなります。
- 社内に、施策を実行できる人がいるか確かめた
- 続けて判断の相談相手が必要か考えた
- 月額プランは、初期費用を含めた6か月の総額で比べた
- 最初に何を調べ、毎月何を受け取れるかを確認した
- 料金に含まれない費用を確認した
- 何で成果を判断するかを決めた
料金の詳細は進め方・料金のページにまとめています。ご予算に合わせたご提案もできますので、まずは無料のご相談からお気軽にどうぞ。