マーケ

Instagramから問い合わせにつなげる導線

この記事の結論

Instagramを問い合わせにつなげるには、投稿・プロフィール・リンク先を一本の道としてつなぎます。投稿を「見つけてもらう」「信頼してもらう」「行動してもらう」の3つの役割に分け、プロフィールで誰に何を提供しているかを伝え、リンク先で次の一歩を1つに絞ると、問い合わせが増えやすくなります。

「Instagramのフォロワーは増えてきたのに、問い合わせにはつながらない」。SNSの運用でよく聞く悩みです。

原因の多くは、投稿の質ではなく、投稿を見た人が「次に何をすればいいか」が分からないことにあります。この記事では、Instagramを見た人を問い合わせまで案内する「導線」の作り方を、図と記入例で解説します。

この記事で分かること
  • フォロワーが増えても問い合わせが増えない理由
  • 投稿から問い合わせまでの、どこで人が減っているかの確かめ方
  • 投稿の3つの役割と、組み合わせ方
  • プロフィールとリンク先の整え方

投稿から問い合わせまでは、一本の道

Instagramで投稿を見た人が問い合わせをするまでには、いくつもの段階があります。それぞれの段階で、人は少しずつ減っていきます。

投稿を見た10,000人プロフィールを見た1,500人前から15%リンクを押した60人前から4%ここで減るページを読んだ45人前から75%問い合わせた6件前から13%数字はイメージです
図1 投稿を見てから問い合わせまでの段階。どこで大きく減っているかを探す

フォロワーや「いいね」、エンゲージメント率だけを見ていると、この道のどこで人が止まっているのかが分かりません。この例では、プロフィールを見た1,500人のうち、リンクを押したのは60人。わずか4%です。一方、リンク先のページを読んだ人の13%は問い合わせをしています。つまり、ページの内容より手前の、プロフィールで止まっています。この場合は、投稿を増やすより、プロフィールとリンクの見せ方を直すほうが効果的です。

※ 投稿やプロフィールの数字は、Instagramの「インサイト」で確認できます。数字は説明のための例です。

投稿の3つの役割

投稿は、すべて同じ目的で作る必要はありません。次の3つの役割に分けて、組み合わせます。

見つけてもらう保存したくなる役立つ情報リール・まとめ信頼してもらう実績や考え方人柄が伝わる事例・お客様の声行動してもらう次に何をすればいいかが分かるストーリーズ・案内
図2 投稿の3つの役割

見つけてもらう投稿ばかりだと、フォロワーは増えても問い合わせにはつながりません。3つの役割がそろって、はじめて道がつながります。

プロフィールで、次の一歩を伝える

投稿を見て興味を持った人は、プロフィールを見に来ます。プロフィールでは、次の3つが数秒で伝わるようにします。

誰にどんな人に向けたアカウントか(例:小さなネットショップを運営している人へ)
何を何を提供しているか(例:売上を伸ばすための集客と、商品ページの改善)
次に何をすれば何をすればいいか(例:無料相談は下のリンクから)

あわせて、ハイライトに「サービス内容」「お客様の声」「相談の流れ」をまとめておくと、プロフィールを見た人が知りたいことにすぐたどり着けます。

リンク先で、迷わせない

リンクを押した先のページで、選択肢が多すぎると、人は迷って離れてしまいます。リンク先では、次の一歩を1つに絞ります。

  • 会社のトップページにつないでいるどこを見ればいいか分からず、離れてしまいます。Instagramから来た人向けのページを用意します。
  • リンクがたくさん並んでいる選択肢が多いほど、どれも押されにくくなります。いちばん行ってほしいページを先頭に置きます。
  • リンク先の内容が、投稿の雰囲気と違う投稿とページの印象がかけ離れていると、不安になって離れてしまいます。

導線を見直す手順

  1. 段階ごとの数字を記録する

    投稿を見た人数、プロフィールを見た人数、リンクが押された回数、問い合わせ数を毎月記録します。

  2. 一番減っている段階を見つける

    図1のように、どこで大きく減っているかを確かめます。

  3. その段階に関係する場所を直す

    プロフィールを見た人が少なければ投稿を、リンクが押されなければプロフィールを、問い合わせが少なければリンク先を見直します。

  4. 投稿の役割のバランスを確かめる

    直近の投稿を3つの役割に分け、偏りがないかを確かめます。

ケースで見る:プロフィールを変えて、問い合わせを増やす

CASE住宅の設計事務所
状況
フォロワーは3,000人ほどで、施工写真の投稿は好評だった。ところが、プロフィールを見た人のうち、リンクを押すのは4%ほど。問い合わせは月6件前後だった。
やったこと
プロフィールを「誰に・何を・次の一歩」が伝わる文に書き換え、リンク先を会社のトップから相談のページに変更。ハイライトに「サービス」「お客様の声」「相談の流れ」をまとめた。投稿の内容と数は変えていない。
結果
プロフィールからリンクを押す人は4%ほどから11%ほどに増え、問い合わせは月15件前後に。

※ よくある状況をもとにした、説明のためのモデルケースです。実在の企業の事例ではありません。

NG見直し前のプロフィール×肩書きと趣味だけ×リンク先が会社のトップ×ハイライトが日常の写真OK見直し後のプロフィール✓誰に・何を・次の一歩✓リンク先が相談のページ✓サービス・声・相談の流れ
図3 見直し前と見直し後のプロフィールの違い

まとめ

Instagramを問い合わせにつなげるには、投稿・プロフィール・リンク先を一本の道としてつなぐことが大切です。フォロワーの数ではなく、段階ごとの数字を見て、止まっている場所から直していきましょう。SNSと検索・広告の役割分担については、検索・SNS・広告の役割分担で解説しています。

導線のチェックリスト
  • 段階ごとの数字を、毎月記録している
  • 投稿を、3つの役割に分けて組み合わせている
  • プロフィールで「誰に・何を・次に何をすれば」が伝わる
  • リンク先で、次の一歩が1つに絞られている
  • Instagramから来た人の問い合わせ数を測れている

SNSの運用や、問い合わせにつなげる導線づくりに取り組みたい場合は、SNS・広告・マーケ戦略で、設計から運用までをご一緒します。

よくある質問

Qフォロワーは何人くらいいれば、問い合わせが来ますか?
人数より、誰にフォローされているかが大切です。少ない人数でも、サービスの対象になる人に見られていれば、問い合わせは生まれます。まずはプロフィールを見た人数と、リンクが押された回数を追います。
Q投稿は毎日しないといけませんか?
毎日である必要はありません。続けられる頻度を決め、質をそろえることを優先します。週2〜3回でも、役割を決めて投稿すれば十分に成果は出ます。
Qリンクは、プロフィールに1つしか置けないのですか?
プロフィールには複数のリンクを置けますが、選択肢が多いと迷わせてしまいます。いちばん行ってほしいページを先頭に置き、数は絞ります。ストーリーズのリンクも合わせて使います。
Q問い合わせの数は、どうやって測ればいいですか?
リンクにInstagramからの訪問だと分かる目印(パラメータ)をつけておくと、Googleアナリティクスで、Instagramから来た人の問い合わせ数を確かめられます。
この記事のテーマのサービスSNS・広告・マーケ戦略 →検索、SNS、広告の役割を決め、予算の使い道を設計します。
この記事を書いた人
佐保 祐大ガレージファクトリー合同会社 代表社員

上場企業で15年以上、SEO・EC・マーケティングの現場を担当。プロフィール →

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